モンテッソーリ教育で身に付く力

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「モンテッソーリ教育」言葉は聞くけど、実際に子どもにとって良いのか?悪いのか?

どんな力が身に付くのか?

僕が「formie」のモンテッソーリトレーナー資格の講座を受講して学んだことをもとに、モンテッソーリ教育で身に付く力についてまとめました。

目次

【自分で考える力が身に付く】

モンテッソーリ教育で育つ最も大事な側面は「自分で考える力が養われる」という事ですが、「自分で選ぶ」事も立派な自立です。
子どもに自分で選ばせることは、0歳からできることなのです。

常に「選択肢」を与えてあげることで、自分の中で比較するという概念が育っていき、自立につながるのです。

大人から「○○しなさい」「○○してはいけません」と言われながら育った子どもは、自分のやることは自分に選択権がなく、誰かの指示で動くものだということが身に付いてしまいます。

また、周囲の大人が先回りをして、子どもの失敗を防いであげたり、失敗を正してあげたりすると、子どもは失敗を経験することができません。

すると、いざ大人になって失敗に直面したとき、自分で対処ができないようになってしまうのです。

失敗と試行錯誤を繰り返した子どもたちは、自分の頭で考え、自分で判断し、自分で解決することができる、問題解決力の備わった子どもになります。

【非認知能力を育む】

モンテッソーリ教育で育むことのできる能力は「自分で考えて行動する力」であり、テストだけでは測ることのできない能力、言い換えれば「数値化」が難しい能力です。

このような能力を、「非認知能力」と呼びます。

昨今、このモンテッソーリ教育で身につくとされている「非認知能力」が、非常に重要な時代になってきているのです。単純な暗記テストや50m走などの結果が見える「認知能力」とは異なり、「非認知能力」はいわゆる「頭の回転が早い」や「空気が読める」といった部分を担っている能力です。

【情緒の安定・積極性が身に付く】

モンテッソーリ教育では、自由を尊重し個々の性質に見合った保育をします。

学習の方針も受身型のカリキュラムではなく、自分が興味や関心を持ったことに対して徹底して取り組むことを重視しています。

そのため子どもの情緒が安定し、物事に対する自主性と積極性が身に付き、楽しみながらさまざまな物事に取り組めるようになります。

【人を思いやる力】

モンテッソーリ教育では、基本的に子どものやることを否定しません。ただ命に関わることや緊急場合などには止めたり、いけないということを伝えたりします。

しかし基本的には見守るスタンスで、子ども同士の喧嘩も、できるだけ介入しないようにするのです。

子どもを否定しないということは、わがままに育つのではないですか?

その心配はいりません。周りの大人によって認められて育った子どもは、同じように相手のことを認め、思いやることができるようになっていくのです。

なぜかというと、子どもは自分がしてもらったことを、人にもしてあげられるからです。

だから、優しくされた子は人にも優しくできるのです。逆に、けなされて育った子は人をけなすようになります。

周りの大人の影響はとても大きいのです。

また、モンテッソーリ教育では、子どもを肯定するのと同時に、子どもを待つことをします。大人の都合で急がなければいけないときもありますが、子どもには子どもの都合がありますから、できる限り待つのです。

周囲の大人から急かされず、待ってもらうことを充分に経験した子どもは、自分がしてもらったのと同じように相手の状況を考え、待つことのできる子どもになります。

【集中力が身に付く】

モンテッソーリ教育ではフロー状態と言われる集中する時間を大切にします。何かをしていたら、あっという間に時間が過ぎていたという経験がある人もいるのではないでしょうか。そのような状態がフロー状態です。

他にも無言でひたすら草をむしったり、アリの行列を見つめ続けたりというのもフロー状態の一つです。

この時気をつけたいのは、周囲の大人はフロー状態に入った子どもにむやみに話しかけないということです。

(※フロー状態についてはこちらの記事に書いています↓↓↓)

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何かに没頭する時間を積み重ねてきた子どもは、集中力をコントロールすることができるようになります。つまり、集中するときには集中する、メリハリがつけられるようになります。

【優れた感覚】

モンテッソーリ教育では、体の動かし方や五感、言語感覚、音楽・美術的感覚などをバランスよく身につけていけるように意識していきます。乳幼児期に様々な感覚を刺激された子どもは、その感覚が磨かれると言われています。

例えば、幼少期に一流の音楽に触れておくと、音色を聞きわけることができるようになります。純粋に音楽を楽しむ感性が身につくのはもちろん、音を聞き分ける力は言語を聞き分ける力にも繋がりますので、外国語の習得もスムーズになる可能性は高くなります。

反対に、乳幼児期に刺激されなかった感覚は、大人になってからも育ちにくいと言われています。

身近な例だと子どもの頃に自転車に乗れるようになったら、大人になっても感覚的に覚えているということです。

乳幼児期に様々な感覚を刺激するモンテッソーリ教育では、優れた感覚を持つ子どもが育つといえます。

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【デメリットもある】

モンテッソーリ教育においては、たくさんのポジティブな力を育む事ができる一方で、注意しなければならない点も存在します。

以下の3点はモンテッソーリ教育において不足してしまいがちなポイントです。

①同年代の友達とのコミュニケーションが不足
②自立心が強く、協調性にかける
③運動や外遊び時間の不足

モンテッソーリ教育では「縦割り教育」で年齢のバラバラな層が一緒に生活してるため、先輩後輩関係を早い段階から覚えていますが、「同年代の友達」とコミュニケーションをとる上では少し不慣れとなってしまう可能性があります。

また、モンテッソーリ教育は室内で行われるため「もっと外で遊びたい!」と感じる子どももいるかもしれませんが、その際は親がバランスをとって遊ばせてあげましょう。

【まとめ】

いかがでしたか?モンテッソーリ教育でたくさんの力が身に付くことがお分かりいただけたかと思います。

僕は幼稚園教諭をしていますが、保育の中で子どもたちと接する時になかり役に立つことだなと感じました。

この記事を読んでいるあなたも、記事に書かれていることを少しでも意識するだけで、子どもとの接し方が変わってくるのではないでしょうか?

もしモンテッソーリ教育に興味を持たれた方は、是非、formieでモンテッソーリトレーナー資格取得にチャレンジしてみて下さいね。

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